本日は2023海老名Messiah最後のピアノ練習でした。ずっと伴奏をしてもらっていた稲垣さんとは今日でお別れです。休憩時間、皆さんとパートごとに記念撮影をしました。
本日の練習参加者はSop24名、Alt20名、Ten3名、Bass9名の合計56名でした。
チケットの清算は本日で160枚の追加があり、合わせると318枚です。本番まであと数日!もう一息です。演奏会の宣伝の方、よろしくお願いします。
また打ち上げの予約は24名の申し込みがありました。飲み放題は3時間ではなく2時間とのことです。説明に誤りがありましたことお詫びします。
〈練習曲〉(伴奏:稲垣史織)
◆No.46 Since by man came death (p186)
最初のGraveは、霧の中、実態がはっきりしない中で聞こえてくるような雰囲気で。17小節目からのGraveはさらに難しいです。よく支えて歌います。最後の小節のSopとTenのアンサンブル注意。かなりハーモニーに気を付けて練習しました。特にBassの皆さんはお腹で支えて長い音符が下がらないように。
◆No.51 But thanks be to God (p199)
子音の発音をもう一度確認してください。Butのt、thanksのs、to、Godのd、usのs、victoryのc「ク」、Lordのd、jesusのs、Christのtなどです。子音発音のタイミングは、周りの人とずれないように注意します。詰まっているリズムは慌ててしまいがちです。落ち着いて歌いましょう。
◆No.53 Worthy is the lamb that was slain (p217)
各パートが良く鳴っており、且つハモっていますので、声を張り上げなくても充分美しく響きます。オーケストラ合わせでは、ホールに響く自分たちの出している音に耳をすましてみましょう。言葉ではアーメンコーラスの前の23小節まで、andのd「ド」が聞こえなくなりがちです。注意してください。Sopの151小節の高いラの音は、叫びにならないよう気を付けてください(口は縦、丹田で支える)。
◆ハレルヤを除く3部以外の曲全曲
3部を歌った後、No.44ハレルヤを除く全曲を1部から通しました。時間の関係でちょっと早いテンポで歌いましたが、メリスマも以前よりずいぶんしっかり歌えるようになっています。
※今日の時点で、ステージに乗る人数は70名となりました。
世の中にはいろいろなメサイアの演奏アプローチがありますが、私はジェネンズが台本を書いたその時の純粋な信仰心、第2部のAltのNo.23アリア「あなたは侮られて」を作曲しながら涙にくれていたというヘンデルの姿を想像する時、メサイアが、おおいなる神との対話を1番のテーマにしていると思えてなりません。メサイアを演奏するという行為によって私たちは自然に神との交流がはじまり、その神から発せられている永遠の光(太陽の光ではなく)を全身に浴び、心の鏡で客席に反射してゆくのです。心から発せられた音は必ず聴く人の心を震わせることでしょう。第2回海老名メサイア演奏会が、メサイアの偉大な音楽の再現と、その上にある栄光の神の確かな存在を感じさせる公演になることを願っています。
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☆くまさんの「ヘンデル『メサイア』のページ」を紹介します。
くまさんの写真をダブルクリックしますとサイトに繋がります。
『メサイア場面解説と対訳(pdf版)』を読みますとメサイアへの理解がさらに深まります。
[次回練習予定曲目]
12月8日のオケ合わせと12月9日の当日スケジュールは、練習日程のページでご確認ください。
☆ソリスト紹介
バス/香月 健 Takeshi Katsuki
東京都出身。桐朋学園大学音楽学部演奏学科声楽専攻。同大学研究科修了。2003年よりイタリアに渡り、フランチェスコ・エッレロ=ダルテーニャ氏のもとで、後にフロジノーネのリチーニオ・レフィチェ音楽院においてシルヴィア・ラナッリ氏のもとで研鑽を積む。「フィガロの結婚」伯爵、「ドン・ジョヴァンニ」マゼット、「コジ・ファン・トゥッテ」グリェルモ、「魔笛」弁者、「愛の妙薬」ベルコーレ、「シモン・ボッカネグラ」パオロ、「ドン・カルロ」ロドリーゴ、「ジャンニ・スキッキ」ジャンニ、「ヘンゼルとグレーテル」ペーター、「電話」ベン他に出演。法人作品にも、松井和彦「泣いた赤鬼」青鬼、木下牧子「不思議の国のアリス」笑い猫、池辺晋一郎「てかがみ」杉本などに出演。近年は東京二期会公演「ジャンニ・スキッキ」「蝶々夫人」「椿姫」に出演。ベートーヴェン「交響曲第9番」、ヘンデル「メサイア」他宗教曲等のソリストも務める。二期会会員。yytk-music.com
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