第7回の練習ノートです。
紫陽花の季節ですね。しかし昨日は季節外れの大荒れの天気でした。今年の梅雨もすんなりとはいかなそうです。皆さんくれぐれもご注意ください。
今日の練習参加者はSop14名、Alt15名、Ten3名、Bass6名の合計38名でした。
10月8日(日)に海老名市民音楽祭が大ホールで行われます。(2年前はコロナで中止)海老名メサイアも出演予定ですのでどうぞよろしくお願いします。
〈練習曲〉(伴奏:稲垣史織)
◆No.17 Glory to God (p68)
この曲はgloryで始まります。gloryの「gl」は前の小節の4拍目裏に入れるのはもうマスターしましたね。gloryは、グローリィではなくグロゥーリィとコンパクトにリズムを軽く発音してください。5小節男声、and peace on earthはリエゾンして「アンドピースオーナース」とレガートでやわらかく歌いましょう。
18小節目からのgood will「グ(×ト)ウィル」ですが、無声子音(×ト)のタイミングは、♪♪♩という風に八分音符のタイミングで入れてください。Good willのwillは「ういるぅ」とUの母音を言わないように。l(エル)は舌を軽く上の歯の裏に付けるだけです。
toward menのtowardには全部sを付けてtowardsにしましたので、楽譜に書き加えてください。towards menの発音は「トゥウォーズメン」です。(トゥワーズメンではない)
救世主の誕生を知らせに来た天使たちの合唱です。出来るだけ軽やかにキラキラと歌います。
◆No.22 Behold the Lamb of God (p91)
練習でやりましたダイナミックの説明をここにも記載します。確認をお願いします。
最初はfフォルテで始めます。17小節の4拍目のソプラノの出からmp、そのあとの各パートもmpで続きます。21小節目の4拍目、ソプラノの出で今度はpピアノ。そのあとのパートもそれぞれpピアノで続き、27小節目のソプラノのthatからfフォルテに戻り、他パートもそれに続いてください。
26小節のworldのあと(バス以外)ブレス、28小節目の2拍目のtheの前はノンブレスです。曲全体の足を引きずるようなリズムは「受難のリズム」と呼ばれ、ヘンデルやバッハ以前は存在しなかったのだそうです。
◆No.35 Let all the angels of God worship him (p134)
復習をしました。注意点を列記します。
・worshipがウォーシップになっている方が多いです。ワーシップでお願いします。
・angelsは「エンジェルス」ではなく「エインジェルス」
・God worship him「ワーシップ」の前の「ゴッド」の「ド」がよく聞こえてこないです。
・長い音符は響きを豊かに膨らませて歌いましょう。(Sopの旋律のところ等)
・angels「エインジェルス」のanで音をのばしgels of God.と歌う例が多いのですが、anのn「エヌ」をはっきり発音してください。このnが合えば次のgelsが合います。特にBassの31小節のnのタイミングが、難しいです。
・4分音符のletはallに向かってcresc.してください。
※この曲は、前曲No.34のテノールソロの「いったい神はかつて、天使の誰に『あなたは私の子。私は今日あなたを生んだ』と言われたのでしょう?」という短い問いかけが終わったらすぐ始まります。そして我々合唱が「神の天使たちは皆、彼(キリスト)を拝め」と歌うわけです。テキストはイエスキリストが復活ののちに天に上げられ、神の右の座についたこと(喜ばしい)を念頭に置いて書かれているので、澄み渡った空を見上げるような晴れやかな気分で歌うと良いでしょう。
◆No.51 But thanks be to God (p199)
この曲は子音に注意です。Butのt、thanksのs、to、Godのd、usのs、victoryのc「ク」、Lordのd、jesusのs、Christのtをしっかり発音できるようにしましょう。thanks「サンクス」のスが、最初は出来ても曲の途中になると発音しないで行っちゃうことがありますよ。sは必ず発音してください。thanks be to God「サンクスビトゥゴッド」です。
このNo.51は、勝利を賜る神への感謝が歌われます。死から生へと復活した身体は「肉の体」から「霊の体」へ変化し、死に対し勝利します。私たちは救い出されて神の栄光(復活・勝利)を神から受けますが、その感謝がこの曲の主題になっているわけです。
◆海老名市民音楽祭の練習
No.12 For unto us a child is born (p55)とNo.44 Hallelujah (p171)の2曲を歌いますが、通して歌ってみました。
[次回練習予定曲目]2023年6月10日18:30~20:30 海老名市文化会館206室
【第1部より】
①No.17 Glory to God (p68)復習
②No.21 His yoke is easy, and his burthen is light (p86)
【第2部より】
③No.22 Behold the Lamb of God (p91)復習
④No.24 Surely he hath borne our griefs (p98)
【第3部より】
⑤No.51 But thanks be to God (p199)復習
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